アメリカ合衆国

6月19日 ドジャースタジアム移民税関執行局(ICE)集結事件

事件の概要

2025年6月19日、ロサンゼルスのドジャースタジアム周辺に米国連邦政府の移民税関執行局(ICE)および税関・国境警備局(CBP)の捜査官が集結したことが市民の間で大きな話題となりました。

当日、スタジアム内ではロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの試合が開催される予定で、スタジアム周辺には多くの観客や地元市民が訪れていました。

発生した事象

  • 午前から午後にかけて、ICEおよびCBPのマスク姿の捜査官らを乗せたSUVやバンがドジャースタジアムのGate E付近の駐車場に侵入を試みました。
  • スタジアムの管理者がこの連邦捜査官らに対し施設への入場を拒否。
  • 捜査官側は「施設を単なる通過目的で使用するだけ」と主張しましたが、ドジャース側は「混乱や不安を招く恐れがある」としてこれを許可しませんでした。
  • スタジアム周辺では、連邦捜査官の存在に気づいた市民や人権活動家らが抗議活動を行い、一時的に緊張状態となりました。

背景情報

事件の前後数日間、ロサンゼルス市内の複数の場所でICEによる移民の取り締まりが活発化していました。特に、洗車場やホームセンターなど移民労働者が多く働く施設を中心に大規模な摘発作戦が実施され、計44名の逮捕が報告されています。

市民・自治体の反応

  • ロサンゼルス市議会や地元の有力者はICEやCBPの行動を非難し、コミュニティの安心を損なう行為として抗議声明を発表しました。
  • ドジャースの一部選手も移民コミュニティとの連帯を示し、試合前の国歌斉唱をスペイン語で行うなど、象徴的な行動が取られました。

政府側の釈明

国土安全保障省(DHS)は後に声明を発表し、スタジアム駐車場への侵入を試みた車両はCBP所属であり、ICEの取り締まり活動とは直接関係がなく、偶発的な通過だったと説明しています。

まとめ

この事件は、連邦政府による移民取り締まりに対するロサンゼルス市民や地域社会の根深い不信感を象徴する出来事となりました。ドジャーススタジアムが舞台となったことで全国的な注目を浴び、移民政策を巡る議論が再び活発化しています。

参考:引用ニュースソース

 

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